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相談中…



[takamatu-k houseスタディー模型]

相談中…
方向性が決まるまでは、2人で話し合いの時間がとても多いです。現在もtakamatu-k houseとコンペ案を同時にまとめていますが、スタディーを始める前に打ち合わせを重ねているところです。一見無駄な時間に思えますがモノ創りに大事な時間だと思います。

| takamatsu-k house | 09:29 | comments(0) | - |

脱皮

kariya S-houseの外壁塗装が完了しました。今まで建物を覆っていた囲いと足場が外され、遂に建物が姿を現しました。



足場が外されてから初めて現場へ行く時はいつもドキドキします。期待と不安、両者が隣り合わせになった独特な感覚です。猛暑の畦道(あぜみち)を歩き、だんだんと近づいて来る建物がイメージ通りに仕上がっているのを確認できてホッとしました。メインのファサード(立面)となる、高さ3Mのクモリガラスも設置され、劇的な変貌を遂げました。


kariya S-houseのアプローチ。建物と建物の隙間が自然にアプローチとなる。この住宅に「門」は存在しません。極めて開放的な周辺環境と比較すると閉鎖的なアプローチ空間が「住人だけの領域」を感じさせ、自然と外部との領域を分けている。ここの角を曲がると・・・、ここからはまた次回報告したいと思います。

囲いが外され、めでたく脱皮したこの建物。これからはしっかりと羽を乾かす時。立派に飛び立てるようしっかり見守っていきたいと思います。



| kariya S-house | 14:10 | comments(0) | - |

イ チ ブ ン ノ イ チ

kariya S-houseの洗面ボールは人造大理石でカウンターと一体で製作する事になりました。通常は「カウンターに穴を開けて既製の洗面ボールをはめる」という作業ですが、全て製作で作る場合は、使い勝手・空間とのバランス・作業台とのバランスなどを考慮して慎重に寸法を決めていく必要があります。


↑kariya S-houseの洗面所のプラン。家族が同時に洗面所が使えるように、一つの洗面器に対して2つの水栓がついています。学校にある手洗い場のような雰囲気です。この2つの水栓位置が空間のイメージに大きく影響する為、原寸大で水栓の模型を作り検証する事にした。最初は縮尺=1/60の図面で検証が開始され、1/30、1/10、1/5と徐々に大きくなり最終的には原寸大で検証する事になりました。
今回はその工程を紹介したいと思います。


↑プリントアウトした水栓の絵をスチレンボードに貼り付けます。
※スチレンボードとは、発泡スチロールの両面に上質紙が貼ってあるボードの事で、建築模型などで多く用いられています。


↑下絵をなぞるようにカッターで切り出していきます。


↑切り出された「絵」を立体に組み合わせていきます。コーナーの部分は表面の紙だけが残るように特殊な切り込みを入れて綺麗に納めていきます。a not-DESIGNではこの作業を「小口だし(こぐちだし)」と呼んでいます。模型の精度が左右される大事な作業です。


↑最後にレバーハンドルを取り付けて模型完成。本当に水が出てきそう・・・。


↑こちらも原寸大でプリントされた洗面台の上に水栓を配置し、実際の使い勝手やバランスを検証します。排水口位置なども検証の対象となります。さすがに1/1(一分の一)ともなると迫力が違います。その事を感じる為にも原寸チェックは非常に大事な作業なのです。のび部長もこの検証に加わり厳しいチェックが入ります。


のび(奥) 「いいんでないかい?」
じー(手前)「むむむ・・・あと10ミリづつ移動したらいかがでしょうか・・・。」

結局、当初の予定よりお互い10ミリづつ中央に寄せる事に決定しました。

今後、実際の完成写真もご紹介できたらと思いますのでご期待下さい。
| kariya S-house | 14:11 | comments(0) | - |

粋 [ iki ]

今日はkariya S houseの工事進行状況をご報告したいと思います。5月末には上棟を迎え、先日外壁も張り終えました。現在は内部の天井・床・壁の工事を行なっています。


上棟時の様子

6月初旬に現場監理へ行ったところ、壁の隙間から何やらモシャモシャと藁(ワラ)が出ているのに気付き、足場に登って壁の中をのぞいて見ると、なんと鳥が巣を作っていて卵が4つもある事を発見しました。


エメラルドグリーン色の卵。ちょっとグロテスクです。少し調べてみたのですが結局何の卵か分かりませんでした。

現場監督さんも既に気付いていて「なんとかしないと・・・」と仰ってました。これから壁も完全に塞がれてしまうし、どうなってしまうのかと少し気になっていました。

その10日ほど後に現場へ伺い、真っ先に「あの卵、どうなりましたか?」と聞いたところ、監督さんが示す指の先にかわいい巣箱が完成していました。


即席で作った巣箱。誇らしげに見えます。

残念なことに「その後、親鳥はめっきり来なくなってしまった」との事でしたが、これを見たとき職人の粋な心と、忙しい中でも忘れない優しさを感じ、心暖まる体験をさせて頂きました。なんとか親鳥には戻って来てほしいものです。

そんなエピソードとは相反して現場はめまぐるしく動いています。工事関係者とのやりとりの資料もかなりの量になってきました。これからは仕上工事の段階に入っていきます。気を引き締めて頑張りたいと思います。


隣地の畑から建物を見る。敷地内の様子は今後、当ブログにてご紹介してきますのでご期待下さいませ。


| kariya S-house | 17:06 | comments(0) | - |

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